スミレ科 スミレ属
スミレ属
学名 : Viola
有明菫。
各地の道端や畦などに自生する多年草で、早春に白っぽくて薄紫色の筋が入った花を咲かせます。花の色は白から赤紫を帯びたものまで変化があり、有明(明け方の空)の名が冠されています。
各地の道端や畦などに自生する多年草で、早春に白っぽくて薄紫色の筋が入った花を咲かせます。花の色は白から赤紫を帯びたものまで変化があり、有明(明け方の空)の名が冠されています。
叡山菫。
杉林などの直射日光が当たりにくい場所に生え、春に薄紫からピンクの花をつけます。
葉は他のスミレと異なり深く切れ込み、大きく3つに裂けます(見ようによっては5裂)。夏葉は切れこみが小さく、3裂している状態がわかりやすいかもしれません。他に葉が5裂するものにヒゴスミレがあります。
杉林などの直射日光が当たりにくい場所に生え、春に薄紫からピンクの花をつけます。
葉は他のスミレと異なり深く切れ込み、大きく3つに裂けます(見ようによっては5裂)。夏葉は切れこみが小さく、3裂している状態がわかりやすいかもしれません。他に葉が5裂するものにヒゴスミレがあります。
菫。
スミレ属は種類が多いことから他のスミレと区別するため、マンジュリカと呼び分ける場合もあります。
葉は細長いハート型で、花は紫色が基調で全体的に白っぽいもの、赤紫のものなど変異の多い多年草です。漢方薬:紫花地丁(しかじちょう)。
スミレ属は種類が多いことから他のスミレと区別するため、マンジュリカと呼び分ける場合もあります。
葉は細長いハート型で、花は紫色が基調で全体的に白っぽいもの、赤紫のものなど変異の多い多年草です。漢方薬:紫花地丁(しかじちょう)。
姫菫。
本州から九州の丘や畑などに生える多年草で春に紫色の花を咲かせます。スミレより花弁の幅が狭く、距(花の後に出っ張っている部分)は丸くぽっちゃりしていて色が薄いのが一般的ですが、まれに距が濃い赤紫色になるものもあります。
本州から九州の丘や畑などに生える多年草で春に紫色の花を咲かせます。スミレより花弁の幅が狭く、距(花の後に出っ張っている部分)は丸くぽっちゃりしていて色が薄いのが一般的ですが、まれに距が濃い赤紫色になるものもあります。
肥後菫。
本州から九州の日当たりの良い山野に生える多年草で晩春に白い花をつけます。
舌弁の内側と上弁の外側には紫色の筋が入り、側弁には毛が生えています。花弁の付け根は黄緑色になっています。距は丸くて白く紫色を帯びる場合が多いようです。
本州から九州の日当たりの良い山野に生える多年草で晩春に白い花をつけます。
舌弁の内側と上弁の外側には紫色の筋が入り、側弁には毛が生えています。花弁の付け根は黄緑色になっています。距は丸くて白く紫色を帯びる場合が多いようです。
長葉ノ菫細辛。
本州茨城県以西から四国、九州の太平洋側の日差しの強くならない山地のやや湿り気のある場所に生える多年草で晩春に白から薄紫色の小さな花をつけます。距は短くて太い円筒形でニョイスミレに似ます。
本州茨城県以西から四国、九州の太平洋側の日差しの強くならない山地のやや湿り気のある場所に生える多年草で晩春に白から薄紫色の小さな花をつけます。距は短くて太い円筒形でニョイスミレに似ます。
姫深山菫。
本州関東以西から四国九州の林内に生える多年草で、晩春に薄紫色の小さな花をつけます。(Viola boissieuana)とされてきましたが、フモトスミレの亜に分類されています。フモトスミレが明るい場所に生えるのに対して本種はやや薄暗い場所に生えます。
本州関東以西から四国九州の林内に生える多年草で、晩春に薄紫色の小さな花をつけます。(Viola boissieuana)とされてきましたが、フモトスミレの亜に分類されています。フモトスミレが明るい場所に生えるのに対して本種はやや薄暗い場所に生えます。
丸葉菫。
本州四国九州の太平洋側内陸部に分布し、反日陰から日当たりのよい土手などに生える多年草で晩春に白い花をつけます。花弁は丸くて先端は波打ち、基部は黄緑色を帯びる場合が多い。側弁と舌弁には紫色の筋が入り、距は筒状でやや太く、赤紫の斑があります。
本州四国九州の太平洋側内陸部に分布し、反日陰から日当たりのよい土手などに生える多年草で晩春に白い花をつけます。花弁は丸くて先端は波打ち、基部は黄緑色を帯びる場合が多い。側弁と舌弁には紫色の筋が入り、距は筒状でやや太く、赤紫の斑があります。
桜菫。
北海道東部から本州四国九州の明るい落葉樹林や草原に分布する多年草で、晩春から初夏にかけて赤紫色の花をつけます。花弁の先端はサクラのようにへこむことが多く、側弁には毛が生えています。
北海道東部から本州四国九州の明るい落葉樹林や草原に分布する多年草で、晩春から初夏にかけて赤紫色の花をつけます。花弁の先端はサクラのようにへこむことが多く、側弁には毛が生えています。
筑紫菫、別名ハイスミレ(這菫)。
九州南部と西部の一部、沖縄に分布する多年草で、海外では東南アジアに分布しているようです。日当たりのよいやや湿った土手のような場所に生えます。
晩春に基部が黄緑色で舌弁が薄紫色の白い小さな花をつけます。見た目はニョイスミレにやや似ていて茎を四方に伸ばします。
九州南部と西部の一部、沖縄に分布する多年草で、海外では東南アジアに分布しているようです。日当たりのよいやや湿った土手のような場所に生えます。
晩春に基部が黄緑色で舌弁が薄紫色の白い小さな花をつけます。見た目はニョイスミレにやや似ていて茎を四方に伸ばします。
小立坪菫。
本州近畿地方以西から四国・九州に分布する多年草で晩春に薄紫色の小さな花をつけます。林下に生える場合もあります。葉は小さく、花のほうが大きい。タチツボスミレの変種とされています。
本州近畿地方以西から四国・九州に分布する多年草で晩春に薄紫色の小さな花をつけます。林下に生える場合もあります。葉は小さく、花のほうが大きい。タチツボスミレの変種とされています。
駒ケ岳菫。
スミレとフモトスミレの交雑種で春に白紫色の花をつけます。花弁は丸っこくてフモトスミレに似ており、色は中心部は紫色で先端に行くほど薄くなっています。唇弁には紫条が目立ち、距はやや長い丸い形をしています。
スミレとフモトスミレの交雑種で春に白紫色の花をつけます。花弁は丸っこくてフモトスミレに似ており、色は中心部は紫色で先端に行くほど薄くなっています。唇弁には紫条が目立ち、距はやや長い丸い形をしています。