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インゲン連 トビカズラ属 アイラトビカズラ

アイラトビカズラ
姶良飛ビ葛。
国内では熊本県山鹿市と長崎県佐世保市沖の無人島の2か所のみに生息するとされるつる性木本で特別天然記念物に指定されています。晩春に紫色の花をつけます。マメ科の花としてはかなり大きな花です。ノダフジのようにつるの下にブドウのようにぶら下がって咲きます。
茎は暗茶褐色で花は太い茎の途中からも出ています。
葉は3出複葉で小葉は全縁の楕円形です。
中国の中部に産する油麻藤と同種だそうでコウモリが受粉を媒介しますが、日本にはそのようなコウモリがいないため実は付きません。独特のにおいがありますが、いい匂いとは言えません。
源平合戦にまつわる逸話があり、樹齢は千年とされているようです。類似のものに大分県のカマエカズラがあります。
学名 : Mucuna Sempervirens

姶良飛ビ葛
アイラトビカズラ 姶良飛ビ葛
アイラトビカズラ 晩春に紫色の花
アイラトビカズラ 晩春に紫色の花
アイラトビカズラ 3出複葉で小葉は全縁の楕円形
アイラトビカズラ 茎は暗茶褐色