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マツボックリ?
最終更新日:2012/12/20
マツカサのような実をつける木
マツは針葉樹(裸子植物)ですが、被子植物でもマツカサのような実をつけるものがあります。
ヤシャブシ、マルバハンノキ、ノグルミなどです。ヤシャブシとマルバハンノキは、同じカバノキ科ハンノキ属ですが、ノグルミは全く異なるクルミ科の植物です。
ヤシャブシ
ヤシャブシは、マルバハンノキと同じ科(カバノキ科)のハンノキ属に属し、花の付き方・形、実の形まで非常によく似ています。
茶色に熟します。
名前に含まれるフシ(五倍子)とは昔お歯黒を染めるためにこの実のタンニンを煮出したものです。
花穂は垂れます。
マルバハンノキ
マルバハンノキは、ヤシャブシと同じ科(カバノキ科)のハンノキ属に属し、両者とも花粉症の原因植物とされています。
実は楕円形でカサが細かいマツカサのような形をしています。
テレビ番組『カラダのキモチ』で紹介されました。
花穂は垂れます。
ノグルミ
ノグルミは、クルミ科の落葉高木で俗に言うクルミ(オニグルミ)と同様羽状複葉です。ヤシャブシなどとは異なる科に属します。
実はマツカサ状でハンノキと似ています。花の付き方もハンノキと似ていますが、これらは花穂が垂れるのに対してノグルミは上向きに付く場合が多いようです。