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体質改善

登 録 日:2007/05/28
最終更新日:2012/12/17

体質改善

 アレルギーは免疫バランスが崩れることによって引き起こされることからその原因を取り除くことで症状は改善されると思います。それではどんなことで免疫バランスの崩れが生じるのでしょうか?
 ストレス、腸内環境の悪化、免疫機能の未熟さなどが上げられます。
 ストレス解消、十分な睡眠、皮膚を強くする、喫煙・飲みすぎを避ける、腸内環境の改善で対処しましょう。

ストレス解消、十分な睡眠

 通勤通学、ノルマ達成、クレーム処理、対人関係など現代社会では多くのストレスがあります。
 ストレスの少ない仕事に変わるなんて事はなかなか難しいので日々の生活の中でうまくストレスを解消していくしかありません。
 休日には趣味に没頭したり、ジョギングや水泳など体を動かすといいでしょう。平日も会社と自宅の間を往復するだけでなくて太極拳、ヨガ、フィットネスクラブに通うとかカラオケなんかもよさそうですね。
 また、ゆっくりお風呂に入ったり、ハーブやアロマを楽しんでみてはいかがでしょうか。特にペパーミントとアスタキサンチンを一緒にとるといいみたいですよ。

食生活・嗜好品

 偏食したりインスタント食品ばかり食べていたり、飲酒・喫煙、刺激の強い食品も花粉症を誘発する原因とされています。体に必要な物質が不足したり、添加物の影響などで免疫システムのバランスを崩している可能性があります。また、肉食が過ぎることも影響しているといわれています。バランスの取れた食事をすることで改善することが期待されます。魚や野菜も食べるように心がけると良いでしょう。
 体内の乳酸菌も影響しているようです。IgE抗体はもともと食べたものに対して免疫機能を発揮するものですが、花粉症の人はIgE抗体が多く、ヘルパーT細胞Th2に偏っていることが分かってきています。腸内に乳酸菌を取り込むことによってヘルパーT細胞Th1を活性化し、バランスを改善させることが期待されます。
 好き嫌いをしない、乳酸菌を取り込む、乳酸菌を殺さない(飲酒はほどほどに)ことなどで改善すると考えられます。お酒もビールじゃなくてポリフェノールを多く含むワインや日本酒のほうがいいようです。
 一年中は我慢できないよという人は12月ぐらいから期間中だけでもがんばってみたらいかがでしょうか。

子供はどうすればいいの?

 両親にアレルギーがあったり、本人にアトピーが出たりしている子供は花粉症になりやすいといわれています。
 すでに花粉症が出ているようであれば、出かけるときのマスク、ゴーグル着用や、帰宅時には服や帽子に付いた花粉を玄関で落とす、うがいや洗顔をさせることです。自宅では空気清浄機や加湿器を使うことも有効です。
 体質改善により免疫力を高めることが重要ですが、好き嫌いをしない(お料理も一工夫)、規則正しい生活(早寝早起き、朝食を抜かない)を心がけましょう。
 一説によると免疫システムが防ぐべき物が無くなったため無害なはずの花粉に反応しているとも言われています。本来免疫力はさまざまな刺激を受けて鍛えられるものなのであまり過保護にしないほうが良いのかもしれません。
 子供の頃、牛や馬がいる環境で育った人は花粉症になりにくいとの報告があるようです。牛糞の中の分解物エンドトキシンが関係しており、乳幼児期にこれを吸うと免疫力がアップするということらしいのです。
 細菌でもなんでもあらゆる生物を敵と見るのではなく、ともに生きているものとして付き合って行くべきなのかもしれませんね。