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ダルマのような実
最終更新日:2012/12/21
赤と緑のダルマのような実
イヌマキはマキ科の常緑高木ですが、赤と緑のダルマのような実がなります。
赤い部分は正式には花托(かたく)といい、花柄(かへい:花を支える枝みたいな部分)とがくの間の部分で実ではありません。
この赤い部分は、食べられますがねっとりした食感であまりおいしいとはいえません。緑の部分が実なのですが、有毒なので食べないで下さい。
赤い可食部で鳥たちをひきつけ、種子は他の場所へ運んでもらおうという戦略のようです。
また、イヌマキは胎生種子の性質も併せ持っています。
花托をもつ植物
花托をもつ植物には以下のようなものがあります。
イチゴ
赤い部分(可食部)が花托で、その表面にゴマのような種子がついています。
ハス
ジョウロのような部分が花托で、丸い穴が開いており、その中に球状の種子がついています。
ビナンカズラ
真ん中の丸い花托のまわりに球形の実がついています。大仏さんの頭みたい!?