草花や樹木の図鑑　はなQ

桂。
北海道から九州まで自生する雌雄異株の落葉高木で、丸葉の新緑は明るい黄緑色、秋には黄色く紅葉する美しい樹木です。
花は早春に咲きますが、葉脇に付いていてほとんど目立ちません。

烏山椒。
本州から沖縄まで自生する落葉高木で、夏に小さな白い花をたくさん咲かせ、サンショウに似た小さな実をたくさんつけます。葉はたくさんの小葉をつける羽状複葉です。

旱蓮木、別名キジュ（喜樹）。
中国原産の高木で、小さなバナナのような実を球状につけます。
花期は夏で初め雄蕊が目立ち白く見えますが、やがて雄蕊は落ちて雌蕊が目立つようになり黄緑色に見えます。

楠。
暖かい地域に自生し、大きく成長する常緑広葉樹です。初夏に白っぽい花を咲かせ、秋には青黒く熟す実がなります。
木からは樟脳が取れ、昔から防虫剤として使われてきました。

鉄黐。
関東以南に自生するかなり大きくなる常緑高木で秋に赤い実がなります。雌雄異株で春に黄緑の泡っぽい花が咲きます。

支那油桐。
中国原産の落葉高木で樹高十数ｍになります。初夏に白い花を咲かせ、秋に直径２～３ｃｍの実をつけます。

白樫。
本州以南に自生する常緑高木で、春に黄緑色の房状の花を咲かせ、秋にドングリがなります。
幹がまっすぐ上に伸びる性質が強いので生垣に使用されることもありますが、大きく成長するため下枝がなくなり目隠しの効果がなくなります。

白木蓮、別名ハクレンゲ、ハクレン。
中国原産の落葉高木で、春に比較的大きな白い花を多数付けます。